紙芝居「人間愛の金メダル」が披露されました
【概要】
日時:2019年9月19日(木) [11:30~ / 13:30~ / 14:30~]
場所:湘南モールフィル (藤沢市辻堂新町)
制作/上演:藤沢ビッグウェーブ有志メンバー他
紙芝居の題材: 1964年東京オリンピック・ヨット競技の会場となった江の島を舞台に、レース中、悪天候により海に投げ出されたオーストラリア選手を救出するため、レースを中断して救助に向かったスウェーデンチーム・キエル兄弟を称えて、「人類愛の金メダル」と新聞報道された実話をベースにしています。
【当日の様子・制作の経緯】
イベント会場内に街頭紙芝居のセットが組まれ、拍子木の音が鳴り響くと、感情豊かな語り口調で紙芝居が読み上げられました。当日は、全3回の上演でしたが、各回とも満席で、延べ100名以上の方が紙芝居を楽しみました。
このオリジナル紙芝居制作がスタートしたのは、2019年3月のこと。藤沢ビッグウェーブ(*1)団員が集まり、アイデアを出し合って2020年を盛り上げる企画を考えるワークショップ「アイデアソン」で発案されました。
その後、紙芝居の愛好者や、大学生などが集まり、打ち合わせを重ねて今回の紙芝居が完成しました。
脚本を担当した、藤沢市在住で大学2年生の団員は、当時の新聞記事を読んで感動し、2020年にまたオリンピック・セーリング競技会場となる江の島で生まれた、スポーツマンシップあふれるエピソードを多くの人に知って欲しいとの思いで書き上げたそうです。
作画担当は大学3年・茅ヶ崎市在住の団員で、自宅からも見える江の島を見ながら12枚の絵を制作しました。
物語の元となったのは、当時「人類愛の金メダル」と題して新聞に掲載された記事で、それによると1964年の東京大会でヨット競技が行われた江の島で、悪天候の中開催された3日目のレース中、トップ集団のオーストラリア艇から選手が海に投げ出されてしまいます。
後ろから追い上げていたスウェーデン艇のキエル兄弟がそれに気付き、順位争いも構わず100mも逆走して救助。無事を見届けてから復帰したものの、結果は11位でのゴールとなりました。
しかし、キエル兄弟は、「海で遭難事故を目にしたら、何をおいても救助に向かうのは当たり前」と笑顔で語ったそうです。
お見かけの際は、是非、観覧していってください。
【参考】
(公)日本オリンピック委員会のホームページでも、元のエピソードが紹介されています。
詳しくは こちら(https://www.joc.or.jp/olympism/fairplay/sailing.html)
【藤沢ビッグウェーブ(*1)について】
藤沢ビッグウェーブは、藤沢市が結成した市民応援団で、「東京2020大会を盛り上げたい!」「東京2020大会に関わりたい!」という気持ちを持つ幅広い世代の人が、2020年をきっかけに藤沢を盛り上げていく取組です。
メルマガやLINEでも簡単に登録が可能で、登録するとセーリングのイベント情報や、ボランティアなどの情報などを随時受け取れます。
興味のある方は是非ご参加ください!
